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クルマ・技術
『マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』の国土交通大臣認定を取得
-ハイブリッドシステムを採用し出力を40%UP、水素航続距離を200kmに倍増-
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、ハイブリッドシステムを採用することで大幅に性能を向上させた水素ロータリーエンジン車『マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』が本日、国土交通大臣の認定を受け、ナンバープレートを取得したことを発表した。今後は公道走行試験を行い、2008年度中のリース販売開始を目指す。『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』は、水素でもガソリンでも走行できるデュアルフューエルシステムを搭載した世界初の水素ハイブリッド自動車となる。
また、マツダは『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』を、既に実用化している『マツダ RX-8 ハイドロジェンRE』と共に、今年7月開催の「G8北海道洞爺湖サミット」期間中に行われる「環境ショーケース」*1に提供し、展示・デモンストレーション走行を行う。
開発担当主査の柏木章宏は、「環境に優しい自動車社会の実現のため、水素ロータリーエンジン車の性能改善を進めてきた。北海道洞爺湖サミットを控え、日本の環境技術が世界中から注目されるこの時期に『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』が国土交通大臣認定を取得し、公道走行を開始できることは大変意義のあることと考えている。今年度中のリース販売開始を目指して、引き続き開発を進める」と語った。
『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』は、マツダが2006年に世界で初めてリース販売を開始した水素ロータリーエンジン車『RX-8 ハイドロジェンRE』で好評なデュアルフューエルシステム*2を継承。さらに水素REに電気モーターを組み合わせた水素RE用ハイブリッドシステムを搭載することで、出力を約40%、水素での航続距離を倍の200kmに大幅に改善した。また、内装プラスチック部品やシート表皮にCO2排出削減に貢献できる植物由来の「マツダバイオテックマテリアル」を採用するなど、多くのマツダ独自の環境技術を採用している。 マツダはこれからも『サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言』に基づき、走る歓びと環境安全性能が調和した、進化する“Zoom-Zoom”の世界を追求し、『見て乗りたくなる、乗って楽しくなる、そしてまた乗りたくなる』クルマづくりを目指していく。
『マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』の主要諸元は以下の通り。
<ご参考>マツダの水素自動車開発の歩み
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